選定委員会から答申された「区名案」が発表され、その直後から「区名の変更を求める市民の運動」が始まりました。
なぜ、住民投票で1位に選ばれた区名が採用されなかったのでしょうか。
住民投票の結果が出てから、第1位の区名を除外するようなルールを決めて区名を決定するやり方は、民主主義に反する行為で許せないことであります。
D区の人口の半数を超える、77000名に及ぶ市民の「見沼??」という思いを反映させるために、臨時市議会において一生懸命に他の議員にも働きかけ、区名変更を求め発言しました。
そして会派内を取りまとめ、あわせて各会派間を走り回った結果、「住民投票1位の名前に変更する修正案」をとりまとめることが出来、議会へ提出することが出来ました。
しかし、「緑政会・公明党・他」等の強い抵抗により、議会過半数の賛同を得られず、原案通り可決されてしまいました。
賛否の結果は、原案に賛成した議員61名、原案に反対した議員が34名、結果責任を逃れ退場した議員は欠席1名を含めて5名でした。(下記別表)
市民の声に対しまったく聞く耳を持たない相川市長の政治姿勢や、市長提案に対して何らの疑問も感じずにもろ手を挙げて賛成し、市民に軸足を置かない市長与党会派の議員に対して大変に憤りを感じています。
署名活動等、ご協力を頂きました皆様には心から感謝申し上げます。力およばずの結果となり、誠に申し訳ございませんでした。
「見沼区」の名称をめぐり揺れたさいたま市の臨時議会。2日目の19日の総務委員会終了後、本会議が再開されるまでの約6時間、議員は修正案の調整に向けて水面下で激しく動いた。一本化の調整がつかずに提出された2つの修正案は本会議で“予想通り”否決された。市民意識とずれた議会の対応に、市には市民から多くの不満が寄せられた。
当初、大宮自民の見沼区に住む市議らは「見沼区を緑区、緑区を東区」とする案を考えたが、「緑区には反対運動がない」との旧浦和出身議員らの指摘で断念。さいたま自民の一部と市民ネット、共産党と調整を図ったが「単独の区名では乗れない」とされた。
大宮自民内でも「大宮東」「東」で意見が分かれたが、会派の多数を占めた「すべての区で一位を採用」とする案を提案。市民ネット、無所属議員ら12人の賛同を得た。
共産党は単独で「見沼区を東区」とする案を決定。超党派グループと一本化を狙ったが唐突な提案に調整はできなかった。本会議で委員会と別の修正案を提出した矛盾を指摘されると、「委員会と本会議は別物。議会は常に変化するので柔軟に対応した」と説明した。
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