さいたま市は来春から、市営のスポーツ施設、文化施設、公民館など公共施設の空き情報や、利用予約の申込みをインターネットを通じてできる新予約システムを導入する。3月から5月にかけて89施設で順次、稼動させる。市情報推進課は、「スポーツ施設などで運用しているケースはあるが、全市の施設をほぼ網羅する予約システムの導入は全国でも初めて」と話している。
市民が公共施設の空き具合を調べたり、利用予約申し込みをするには、そのたびごとに直接出向かなくてはならなかった。せっかく足を運んでも、希望日時や場所がないなどのケースも度々あった。
こうした状況を改善しようと、インターネットを通じた新システムを検討。IT政策の推進で各公共施設を専用回線で結ぶめどがついたことから、導入に踏み切った。
新システムは、パソコンや携帯電話で市のホームページにアクセスし、各施設の予約状況や、予約申し込みができる。各種講座やイベント、利用団体の情報なども検索可能という。各施設に設置された市民開放端末でも利用可能。
ただ、利用に当っては施設ごとに個人、団体の事前登録が必要で、ID番号、パスワードの交付を受ける必要がある。
対象地域は、◇公民館=稼動期日・3月1日から◇スポーツ施設、保護施設=4月1日から文化施設、コミュニティー施設、5月1日から。
市はサービス内容や利用方法を紹介したパンフレットを年明けから配布する。問合せは、市情報推進課(電話048‐829‐1048)へ。
【埼玉新聞12/28】
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