1.基本方針

平成17年度予算においては、厳しい財政事情の下、市政運営に必要な財源の確保を図るとともに、岩槻市との合併後の「新生さいたま市」を市民の誰もが住んでよかった、誰もが行ってみたいと実感できる、次世代に誇り得る理想都市に実現するため、次の6項目を重点項目として、さいたま市らしいまちづくりに必要な諸事業を積極的に推進することとする。

 また、財政調整基金・減債基金を取り崩すことなく、行政改革大綱に示した経常収支比率80%以下、起債制限比率15%以下の数値目標達成のため、消極的支出の徹底的な見直しを行うこととした。

2.重点項目
(1)「子育てするなら さいたま市」
 未来を担う子供たちが健やかに育つよう、子育て支援策を展開する。

(2)
 地域資源の活用とスポーツの振興を通して、まちづくりを推進する。

(3)
 市民が健康で、いきいきと生活できるよう、保健、福祉、医療サービスの充実を図る。

(4)
 市民が安心して暮らせる、安全で快適な生活環境を確保する。

(5)
 市内企業の振興、ベンチャービジネスの育成、起業家への支援など地域経済の活性化策を展開する。

(6)
 市民サービスの向上に向けた積極的な施策を展開する。

3.予算規模

(1)一般会計

 一般会計予算総額は、岩槻市との合併により、前年度比1.4%の増となったが、前年度の減税補填債借換分を除くと8.9%の増となる。

 なお、さいたま市および岩槻市の平成16年度予算合算額(減税補填債借換分を除く)との比較では、0.01%の微増となる。
 (平成17年度地方財政計画の規模 前年度比△1.1%程度)
 一般会計予算額 363.465.000千円(前年度比1.4%増)
 (平成16年度減税補填債借換分を除くと、前年度比8.9%増)


(2)特別会計、企業会計

 特別会計予算額 202.565.000千円(前年度比1.6%減)

 企業会計予算額  99.794.750千円(前年度比97.4%増)


(3)総  額

 全会計予算総額 665.824.750千円(前年度比8.3%増)
 (平成16年度減税補填債借換分を除くと、前年度比12.8%増)